読書後の戯言。

2009/06/24

「ゴシック&ロリータ幻想劇場」

*「ゴシック&ロリータ幻想劇場」(角川文庫)
読みました。掌編が20篇。オーケンワールドって感じです。
「ゴシック&ロリータバイブル」に連載してたもの。

ふむー掌編をたくさん書くのもけっこう大変そうだよね。
なかなかバラエティに富んでいます。

「二度寝姫とモカ」が好きかなー。
のび太のおばあちゃんが、未来から来たのび太のことをのび太だって信じてくれる話を思い出した。
泣ける。

ホームズとか乱歩パロが出てくるのも興味深いね。私はミステリ好きなので。

はげちゃった元バンドマンのおじさん(?)が出てくると、これは自虐ネタ?と思ってしまった。
今はどうかわからないけど、ハゲ始めはやっぱりちょっとは気にしてたと思う。
こちらとしても目のやり場にこまる感じがしたし…。

若い子向けのショートショートだから、小説として評価はしにくいかな。
イマジネーションの豊かさは感じるし、もちろんオーケンの世界観は大好きです。
独特の言い回しも当然好き。

でも、筋少や特撮の歌詞を連想させるような単語が散りばめられているのは、
私は素直に喜べないんですよねー。
安易に使って欲しくないっみたいな気持ちかな。
バンドの曲は、オーケンひとりのものじゃないのになーっとも思うし。

元々オーケンのインナーワールドから発生している言葉だろうし、
どこまでが意図的なのか、区別はつかないけどね。
このひとりメディアミックス作戦は。

うーん、新人のジャケ絵が小説キャラなのとかはけっこう嫌かも。そう考えてみると。
公私混同???ってものちょっと違うけど、
小説は小説、筋少は筋少であってほしいようです。


追記。
乱歩パロは「花火」に収録されてたんだー。今気づいた。

「妖精対弓道部」「戦国バレンタインデー」も好き。

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2008/07/07

大槻ケンヂ20年間わりと全作品。

作品紹介だけで1冊本が出来ちゃうんだからすごいね~。
絶版本とか、文庫化で中身が変わってる本とかの情報が貴重かも。

感想。
まず、「そんなのね、戦争に比べれば何でもないわよ」に感動しました。
深くて大きいなぁぁぁ~。お母様尊敬。
お赤飯の差し入れの話も、いい話だなぁ~と思った。
ラジオで言ってたんだっけ?お父さんが大学の退学届を出してくれたってのも驚いた。
いいご両親だなぁ。

冒頭の喫茶店名は嘘だとイベントで言ってたなー。そこで話したのは別のときだったとか。

橘高ちゃんの20周年ライブには、
「4人が集まっちゃうのはマズイと思ったから、あえて行かなかった」ってのは初耳。
今聞くとすごーく納得できる理由。
要するに行きたくなかったってことには変わりないんだけど、物は言いようかw

あとはねー、自分のこと歌がヘタだって何回も言っててかわいそうになったよー。
まぁ、今はもう上手い下手じゃなくて、どうやって長く歌っていくかの方が問題のようだけどね。

まだ読んでないエッセイ読もうかなーという気になった。
まんまと戦略に嵌められている。

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2007/09/18

「筋肉少女帯自伝」感想。

自伝とインタビュー集って微妙に違うよね?
すべてを語り尽くす!とかってコピーはやや誇大広告だと思う。
それでも、4人がそれぞれの言葉で、自分についてや筋少について語ってるのは、それだけでうれしい。
生い立ち~筋少の凍結までのことは、今までも雑誌等で読んだことがあったので、
凍結~復活の部分が一番興味深かったです。

CDはまだ聴いてないや。
音楽雑誌にロングインタビュー載ってたら間違いなく買うでしょ。そう思えば3,000円って実は激安。コスパ高し。

アルバムと一緒で、昔からのファンにも、凍結後にファンになった人にも楽しめるように考えられているのかもしれない。
同じ時期のことを語るんでも、人によって捉え方が違うのが面白い。
オーケン視点では余所でも語られてるから、それ以外のメンバーの言葉が貴重です。

みんな大人になってよかった。
復活して本当によかった。
しみじみ感動しました。
復活してよかった!って思う人には読んで欲しいです。


追記。

橘高ちゃんの”今だから語れた生い立ち”が、少なからず衝撃的です。
しみじみ、今はいい家庭築けてよかったねぇぇと思いました。
橘高ちゃんが遅刻で雑誌の取材トバしちゃったりしてた時期に、私その雑誌とか読んでましたが、
大槻の「アーティスト病が出て欠席」って説明を鵜呑みにしてたので、
実はちょっと深刻な状況だったってのも驚いたなぁ。
薬飲んでたってのは聞いたことあったけど、もっと後期の話かと思ってた。

あとは、内田くんが、いつでもどこでもゲームをしてたってのも、
そういう、”ゲーム大好きキャラ”として扱われていたと記憶しているのですが、
実は仕事が多忙すぎる中でリラックスするために持ち込んだんだって言ってて、
大変だったんだなぁぁと今更ながら同情した。

オーケンと内田くんの仲直りの仕方と、その説明の仕方がめちゃめちゃかわいいっ。
詳しいことはわからないんだけどねぇぇ。知りたかったけど、言わないところも内田くんらしくてよい。
(一応想像はつく)

他のメンバーと比べちゃうと、オーケンって自分勝手というか腹黒いというか…(いや、好きですけどね)
他の3人がいい人過ぎるのかな。
橘高ちゃんがオーケンのことを「何を言っても憎めない奴」と言っていて、確かにそうなんだろうなーと思った。

仲直りっていいねーーー。

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自伝!【もばいる】

今読み終わった!
ちょっと泣きそう!
感動した!

内田くんはやっぱ素敵な人だー!大好き。

橘高ちゃんの話もちょっと衝撃的。
彼が筋少を家族に例えるのに、ここまで深い想いが込もってたなんて。

太田さんの状況も少しわかった。

内田くんの口調がとても好き。絶対人の悪口は言わないんだろうなー。
文章でも瓢瓢としてる。自分の苦労も手柄も、決して声高に主張したりはしないけど、きっと周囲の人にとって、なくてはならない人だろうと思う。
オーケンが、精神的に一番強いのは内田だって言ってた。しなやかな強さなんだろうなぁ。

オーケン以外の人のインタビューが面白いよ。

最後の最後が感涙ものです。内田くんの言い方がさりげないのがめちゃめちゃ良いです。

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2007/09/17

自伝。

家に帰ってきました~。
首イタイ。

自伝というよりインタビュー集なのですね。
オーケンのとこだけ読んだ。
今までの歴史うんぬんとゆーより、復活した現在の心境がメイン?
過去の話は今までも語ってることが多かったと思う。彼女の話とかのぶっちゃけ度はUPしてるが。
あと太田さんについてが興味深いかな。
今はオーケンは音楽的なことには口出さないようにしてるってのが、
だから新人にオーケンの曲少ないのかぁと思って納得。
オーケンの曲も好きだけどなぁ~。

他の人の分はこれから。
こーゆーのにエディは参加しないのが残念だな。
エディのインタビューってほとんど読んだことがない。

最初はもっと活動記録的な本なのかと思ったので、インタビュー本で、しかももう売ってるってのに驚いた。
こんな簡単に出来上がっちゃったってことは大した内容じゃないかもとは思いつつ買った。
ここまでのロングインタビューが読めるのは貴重だと思うし、やっぱファンにはうれしいよ。
今読まないと価値が下がる本だな。

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2007/04/17

本の感想2冊。

*「神菜、頭をよくしてあげよう」
羽海野チカ氏の表紙がさわやか。オーケンのファンらしいです。
まず意外だったのは、文中に「これは別のページの内容と矛盾していますが、人間とはそういった矛盾を抱えて生きているものです。ご理解ください。」と注釈が付けてあったこと。
大槻のエッセイって重複してるネタもあるし、けっこうさらっと書いてるのかと思ってたので、
そこまで気にしてるんだーと思った。
まーもの書きとしては当然のような気もしますけどね。
事実の誇張はあるらしいけど、やっぱり自分の思ったこととかは、ごくごく正直に書いているんだなぁというのは、他の部分からも感じた。「バカを黙らせろ」とか。共感。
この、正直にさらけ出してるところが、エッセイスト・大槻ケンヂの魅力なのでしょうね。
松尾貴史の解説の、大槻は「毎日一人で『タモリ倶楽部』をやっているようだ」ってのも納得。言い得て妙!
そーなんだよね。ディープな世界と普通の世界の境界線に立ってるような感じ。理解者だけど傍観者。


*「私が『ヴィジュアル系』だった頃。」市川哲史氏
市川氏が、ヴィジュアル系をテーマに、大槻、YOSHIKI、SUGIZO、キリトと対談してる本。
大槻はヴィジュアル系(この本ではV系としている)の人としてではなく、身近で観察していた人として呼ばれている。
市川氏に「優秀な時代観察者」だと評されてるだけあって、大槻の観察力と分析力はすごいね。
俯瞰して本質を見抜いて独特のセンスで表現するって手腕は、作詞の力にも通じてると思う。
V系≒ヤンキー文化ってのと、ナゴムは愚連隊でYOSHIKIは経済ヤクザってあたりの比喩が上手い。

ここらへん読んで、自分がV系にハマらなかった理由がわかって目からウロコ!
ヤンキーっぽいものはどーも苦手(>_<)

それから、ほんとーに大槻ってXのことを意識していたとゆーか、ほとんどファンなんじゃないかと思ったよ。
そのくらい衝撃的なバンドだったってことなんだろうねー。そのへんはわかってなかった。

最近大槻のエッセイ読み始めたり、昔の雑誌読み返したりして、「筋少って本気で売れようとしてたんだ!」ってのを今更わかって、ちょっと驚きだったのですよね。
売れようとしてなかったとは思ってなかったし、模索してるのは感じてたけど、あからさまにメジャー路線に転向したわけじゃなかったしさ。
本気で売れようとしてたのなら、なんで進研ゼミのCM曲が「蜘蛛の糸」なんだ??ってのがかなり疑問だった。歌詞も曲もわかりやすいけど、(発売当時から)一般ウケするとは思えなかったので。

で、この本読んだら、疑問が解決した。
ヤンキー属性のコはXに行っちゃうから、筋少は非ヤンキーをターゲットに絞ったのか!と。
私は「蜘蛛の糸」はあまり好きじゃないのですが、この曲で筋少を好きになったって人も少なからずいるようなので、狙いは間違いではなかったのかも。

大槻と市川氏の対談は面白いよね。
他の人との対談も興味深かったですよぉ。それぞれ魅力的。
知らないことがたくさんあって面白かった。
YOSHIKIの伝説とか。

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2007/02/28

「脱力旅」「リンダリンダラバーソウル」

大槻の本は読まなかったというより、読めなかった。
筋少が上手く機能しなくなってからは特に、
大槻への思い入れが複雑すぎて、平静に読める気がしなかったので、避けてました。


今ならば読めそうだと思って手にとってみたのが、
「オーケンのめくるめく脱力旅の世界」と
「リンダリンダラバーソウル」の文庫。

前者は小説新潮に連載されていた「オーケンの行けばわかるさ」というエッセイをまとめたもの。
2001年10月に単行本化されたものの文庫化。
連載されてたのがいつなのかわからないが、
池田貴族が亡くなった話や特撮のデビューの話があるので99年~00年あたりだと思う。
(このあたりは筋少凍結のショックが大きすぎて、文筆家・大槻のことは疎んですらいたかも)

書評というか感想文すら書けないなぁ。やはり。
私にとっては「筋肉少女帯の大槻」の書いたエッセイとしか読めないので。
この本で初めて知ったーというのは、
大槻が大学に2年目も通っていたということ。もっとすぐ辞めたのかと思ってた。
「楽屋奥さん禁止令」のハナシ。既婚者って限られてるが、誰のこと?
あと、カメラ小僧だったこと・・・。ちょっとひいたよこの話は。本人も公にしていなかったんだな。

筋少ファンじゃない人が読んでも面白いんだろうなというところもたくさんあるよ。
「心療内科に禁UFOを解いてもらおう」とか。

掟ポルシェの解説が気に入りました。
「ナゴム魂=オチを付けてしまうこと」ってのは納得です。


後者。2002年初出本。
青春テイストの味付けはどーかと思うが、ジュンスカやXに対する気持ちは興味深かった。
これはバンドブームに興味のある人が読めば楽しいだろうけど、そうでない人にはどうかな?
私はバンドブームの頃に中高生だったので、まさにブームを支えていた世代ってことになるのだけど、
それが「一過性のブームだ」ってことまでは意識してなかったな。子供だったので。
同じ時代を共有したようでいて、見る側と見られる側ではかなりのギャップがあったんだな~と思ったよ。
事務所関連のゴタゴタも端的には知ってたけど、改めて気の毒になった。
「ミスチルのブレイクがもう少し早かったら、筋少の運命も違ってたかもしれない」って、
ついこないだもどっかで大槻が言ってたもんなぁ。
あとすごい思ったのは、「仏陀L」ってコマコのことなんじゃん!ってこと。
けっこう長く付き合ってたっぽいよなぁぁ。はっきり言ってうらやましいコマコ。

2002年の時点で、大槻はバンドブームを振り返ることが出来てるんだなー。
けっこう大人の視点で。
なんかそれはよかったなぁと思った。

それから、2冊読んでわかったのは、大槻はエッセイの中でも常にロックミュージシャンであるということ。
詩人と名乗っていたこともあったけど。
大槻はロックミュージシャンでなくなることはないんだ。それがわかってよかった。

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